【僕が愛する花嫁】勝利の女神

November 9, 2018

パンツスーツ Alexandra Track Suit Jacket & Alexandra Track Suit Pant/Gracy Accad(グレイシー・アッカド)(日本でのお取扱いに関してはお問い合わせください。/MIRROR MIRROR)

シューズ (スタイリスト私物)

 

 

僕が愛する花嫁は、10年以上ウェディング業界で働いている。

以前は、ウェディングドレスコーディネーターをしていたらしいが、僕と出会う少し前に社内異動をして、IR室の室長補佐をしている。

 

僕たちの出逢いは、僕の愛する花嫁の会社のIRスモールミーティングで、だった。

ブライダルカンパニーとして急成長するその会社の主幹事証券会社に勤める僕は、担当小売アナリストである上司に付いてミーティングに出席していた。

 

ブラックのパンツスーツにお決まりのルブタンのパンプスをあわせてテキパキと社長やIR室長のサポートをするこの年上の女性には”男らしさ”さえ感じた。話してみると、とても気さくでしっかりしていて、そしてなんだか正義の味方みたいな人だった。

でも、時折見せる少女っぽい表情や仕草に、僕はドキドキした。

 

ドレスコーディネーター時代は毎シーズン、ニューヨークやバルセロナ、ミラノのブライダルウィークへ飛び回り、もうドレスは見飽きたらしい。一時期は、シルクアレルギーになったほどで

「私は、ドレスの生涯摂取量がもうマックスいったんだと思う。」

とよく漏らしていた。

 

「かわいいものをたくさん見てきて、それでもやっぱりかわいいスタイルが好きなウェディング業界の人もたくさんいるけど、私はもう無理。だから、自分たちのウェディングはかっこよくて、モードな感じにしましょう。」

ほぼ逆プロポーズだった。

 

きれいなくせに、男らしくて(たまに親父っぽいけど)逞しくて、キラキラ(たまにギラギラ)輝いている、僕の愛する花嫁様。

パンツスーツ Alexandra Track Suit Jacket & Alexandra Track Suit Pant/Gracy Accad(グレイシー・アッカド)(日本でのお取扱いに関してはお問い合わせください。/MIRROR MIRROR)

シューズ (スタイリスト私物)

 

そんな僕の愛する花嫁が選んだ前撮りで選んだのは、やっぱりドレスじゃなかった。

Gracy Accadのセットアップのパンツスタイル。

 

「でもね、ちょっとよく見て。レースだから。ここ、女子力あるから。」

Gracy Accadは老舗テキスタイルデザインの一族らしくて、そういうこだわりは譲れなかったらしい。

 

 

 

「かわいいのはだめなんです。ニューヨークっぽすぎるベタベタでもなくて・・・。」

前撮りを依頼した、クリエイティブ・ユニットEAM(イーム)へ事前にそう相談していたら、EAMのフォトグラファー・雅人さんが「絶好の撮影ポイントあるから。」と僕たちをまさかの”工事現場”に連れてきた。

 

事前に聞いていたとはいえ、ここですか?正直ウェディングっぽくない。

バリケードとか、大きいトラックとかクレーンとか、しまいには工事現場のガタイの良いおじさんたちがやたら多い・・・。

 

僕は、仕度をしている僕の愛する花嫁を待ちながら、一体どんなウェディングフォトになるんだろうかとドキドキしていた。

パンツスーツ Alexandra Track Suit Jacket & Alexandra Track Suit Pant/Gracy Accad(グレイシー・アッカド)(日本でのお取扱いに関してはお問い合わせください。/MIRROR MIRROR)

シューズ (スタイリスト私物)

 

メイクは僕のニューヨーク駐在時のスポーツ仲間でもある、メイクアップ・アーティストのヒロトさんにお願いした。

鮮やかなピンクのアイシャドーと紅いリップで登場した僕の愛する花嫁。

ヒロトさんは、僕の愛する花嫁がかわいいけどかっこいいのが好きだ、ということを完璧に表現してくれていた。

 

そして、僕の愛する花嫁がこの景色に入って僕は息をのんだ。

ここしかなかった、と。

しかも、ハドソン・ヤードは今再開発エリア。なんだか活気に満ちている。

 

雅人さんが「ラスト!」と叫んだら、僕の愛する花嫁は、これまで見せたことのない”本気の顔”をみせた。

 

かっこよかった。

この人に一生ついていこうと思った。

 

EAMのフラワー・アーティスト・絵梨子さんにお願いした、オーバーサイズのブーケを掲げた僕の愛する花嫁は、まるでヴィクトリーを手にしたかのような強い女神に見えた。勝利の女神だ。

 

無意識に僕はそのオーバーサイズのブーケをもって、僕の愛する花嫁にプロポーズをしていた。

今度は僕からのプロポーズ。遅いけど。

僕の愛する花嫁は、あの少女のような顔でくすっと笑って、

「しっかたないわね。してあげるわよ。」

と抱きしめてくれた。

 

僕、一生ついていきます、そしてたまには僕にもついてきて、僕が愛する花嫁。僕の愛する女神。

 

「僕が愛する花嫁」シリーズ

NY在住のクリエイティブユニットEAM(イーム)によるウェディングストーリー。

〈Martha Stewart Weddings Japanオンライン NEW YORK EDITION〉及び〈Fly A Step〉で配信いたします。

 

 

ニューヨークで、ファッション誌の1ページのような写真撮影を!

クリエイティブユニットEAMがプロデュースする「ウェディング・ファッション・フォトグラフィー」が

2018年11月1日(木)よりスタートいたしました。

 

詳細は、メールにてお問い合わせください。

www.eamnyc.com

contact@eamnyc.com

 

Produced by EAM  www.eamnyc.com

Photographer: Masato Onoda (小野田 雅人/EAM)

Flower Artist: Eriko Nagata (永田 絵梨子/EAM)

Creative Director & Editor: Ayuka Matsumoto (松本 亜佑香/EAM)

 

Model: Kate King

 

Dress: Gracy Accad(グレイシー・アッカド)

 

Makeup: Hiroto Yamauchi (山内 啓人)

Hair: Hide Suzuki (鈴木 秀明)

Nail: Saori Morris (モリス 里織)

Assistant: Anri Seki (関 アンリ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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